バウアーがDeNA二軍戦に登板

トレバー・バウアーが4/16、横浜DeNAの二軍戦に登板し、4回4安打6K無失点、53球にまとめました。三振のあとのセレブレーションも披露、バウアーらしい結果と言えますが、やはりメジャーリーガーが日本のマウンドで投げると圧倒的な「違い」が見て取れました。

三振の場面では、変化球が曲がるタイミングがコントロールされており、絶妙な高さと幅に決まっていました。また再現性が高い軌道とフォームで投げ込んでいること、得点圏に走者を置いた際の落ち着きとギアの上げ方、高い出力でも体がブレないなど、潜ってきた修羅場の質が違うというか、次元がひとつふたつ上という感じ。

DeNAファンも温かいですね。

ただ、やはり「例のスキャンダル」の詳細も続々と報じられており、ここにはしっかりと目を背けずにウォッチしたいところ。DeNAでの入団会見も不気味なものでした。17:45の部分「質問は入団会見に関するものだけ」という釘差し付き、しかも各局からは誰も質問しないという、ヤバい空気。

TBSへの忖度がエグイですね。バウアーも雇われている身だし、ここはアウェイである日本ですからあまり礼儀に外れたことはしないでしょう。この一年をどうやって過ごすのか。

各週刊誌が彼をネタとして叩く流れも見ものではあります。下種の勘繰りという訳ではなく、ここはメディアと彼のアスリートとしてのキャリア、人格とプライドの戦いでしょう。どこまで真か分かりませんが、DV疑惑で訴えを起こされ、証拠不十分で放免となったものの、MLBは事態を重く見て出禁にした訳ですから。今季2023年はバウアーはドジャースから2250万ドルを貰い、DeNAからも4億円を貰い、しめて34億円強の収入を得る訳です。日本のファンの皆さん、あまり温かくしなくていいと思います。

一年後、彼はどこに居るのか。いち野球ファンとしては彼がMLBに復帰する一連のドラマを見たい、と思っています。果たして機構側との和解があるのかないのか。彼と他のメジャーリーガーとの関係はどうなるのか。

サイヤング投手が日本に上陸したことを手放しで喜べませんが、だからこその見どころが満載な男なので、彼から決して目を離さないで下さい。

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