珍しいロースコア投手戦 NLCS-3 PHI x AZ 2023/10/19
Dバックス本拠地チェイス・フィールド、観客は47,075人(収容人口49,033人)。
Dバックス先発はブランドン・ファート、今季18先発3勝9敗、防御率5.72、ファートは3年目(ドラフト5位、全体149位)、1998生まれの25歳、今年5月メジャーデビューしました。5,6月は防御率10点に迫る内容で炎上していましたが、徐々に落ち着いてきています。ポストシーズンでは10/3ブルワーズ戦で先発3回持たず3失点、10/11ドジャース戦では4回1/3無失点。
一方フィリーズ先発はレンジャー・スアレス、5年目1995年生まれの28歳、今季は22先発4勝6敗、防御率4.18。3月末に左肘の疲労、8月に右ハムストリングスの故障でそれぞれ15日間の故障者リスト入りをしています。ポストシーズンでは10/7のブレーブス戦で先発3回2/3無失点、10/12ブレーブス戦で5回1失点としています。
1回表
シュワーバーは足元のスライダーを見逃し三振、ターナーはしぶとくライト前にはじき返すも、続くハーパーは4-6-3のダブルプレーに倒れます。
1回裏
サードボームがマルテの鋭い当たりをゴロでキャッチし、ナイスプレー、2番キャロルはチェンジアップで空振り三振、3番モレノはカット気味の内角4シームを見逃し三振に打ち取ります。
2回表
ボームはセンターフライ、ストットは4シームで空振り三振、リアルミュートは外角スイーパーで三振と三者凡退で締めます。
2回裏
ウォーカーはカーブで投ゴロ、ファムは2シームで見逃し三振、グリエルJRは中前のポテンヒット、ロンゴリアはカーブで投ゴロで打ち取り、クリーンヒットを許しません。
3回表
カスティヤノスは高め釣り球4シームで三振、ウォルシュは右中間ツーベース、ロハスは高めの釣り球4シーム三振、シュワーバーはバックドアのスイーパーで見逃し三振とします。
3回裏
ペルドモは高めシンカーで見逃し三振、マルテは外角カーブを引っ張ってレフト線へスタンディングツーベース、ポストシーズンでの連続安打試合数を12に伸ばし、歴代3位となります。キャロルはシンカーをサードゴロでチェンジ。このシンカー(2シーム)がかなり有効に働いているようです。
4回表
ターナーは外角スイーパーで空振り三振、ハーパーはチェンジアップでニゴロ、ボームは4シームをライトフライの三者凡退。
4回裏
モレノはニゴロ、ウォーカーは四球で歩かせるも、ファムはカーブで空振り三振グリエルJRは4シームで詰まらせ遊ゴロで切って取ります。
5回表
ストットはセカンドフライ、リアルミュートはセンターフライ、カスティヤノスは外のスイーパーで空振り三振、三者凡退となります。
5回裏
ロンゴリアは4シームで詰まらせセンターフライ、リベラはカーブで空振り三振、ペルドモは4シームで見逃し三振、三者凡退となります。
6回表
マーシュはシンカーで空振り三振、ロハスはセンターフライで2アウトとしたところで、ピッチャーは左腕サールフランクに交代します。
降板したファート、新人で四球なしの奪三振9は歴代2位の記録(1位は11の1949年ドン・ニューカム)、素晴らしいピッチングとなりました。変わったサールフランクはシュワーバーは四球を与えるも、ターナーをサードゴロに打ち取りチェンジ。
6回裏
マルテは4シームをセンターへ、あわやスタンドインの大飛球、ツーベースとなります!
キャロルは1・2塁間を抜くもセカンドストットのダイビングキャッチとスアレスの素晴らしいベースカバーで俊足キャロルをアウト!
ここでフィリーズはホフマンにスイッチ、ホフマンはモレノをスライダーで空振り三振、ウォーカーはスライダーを打ち、遊ゴロに抑え込みます。
7表
先頭ハーパーは四球、ここでピッチャーはトンプソンにスイッチします。ボームをシンカーで詰まらせるも内野安打、続くストットはシンカーで遊ゴロ、ダブルプレーに打ち取るも、その間ハーパーは3塁に進みます。バッターはリアルミュート、2球目のスライダーが外角に大きく外れてワイルドピッチ、1点を失ってしまいます。リアルミュートは4シームで三振に打ち取ります。
7回裏
ピッチャーはホフマンからケルケリングへスイッチ、ファムがヒットで出塁、ピンチランナーにアレック・トーマスが出てグリエルJRが三塁線を破るヒットを放ちます!トーマスは一気に本塁を陥れ、1点を追加、ケルケリングを攻め立てます。続くロンゴリアには代打スミスが送られ、詰まりながらもライト前に引っ張ります。勢いづいたDバックス。ここでピッチャーはアルバラードに交代します。リベラを遊ゴロに詰まらせるも難しいゴロ、ここでのターナーの守備がヤバい!!サードランナーに視線で牽制を送るもすぐさま2塁に転送、ストットも強肩を発揮し、1塁ハーパーへ!ショートバウンドをすくい上げ、ダブルプレー成立!無死1,3塁から2死3塁とします!アルバラードは大喜び!!Dバックスに傾いた流れを切ります!
8回表
ピッチャーはトンプソンからギンケルにスイッチ、カスティヤノスはスライダーで空振り三振、マーシュは4シームで見逃し三振、ロハスは投ゴロで三者凡退で終えます。
8回裏
マルテはカッターで空振り三振、キャロルはセンターライナー、モレノはツーベース、ウォーカーは申告敬遠、トーマスはニゴロでチェンジ!
9回表
シュワーバーはセンターフライ、ターナーは三ゴロ、ハーパー四球、ボームは見逃し三振でチェンジ!
9回裏
ピッチャーはキンブレルへ交代。
グリエルJRは四球、スミスはセカンド深いところへの内野安打、無死2,3塁でリベラは遊ゴロ、ターナーが渾身のバックホームで3塁ランナーのグリエルを刺します!凄い守備!
ペルドモ四球、満塁でマルテのサヨナラヒット!