性的暴行疑惑のバウアーをDeNAが迎えた
トレバー・バウアーが2023年3月14日、単年4億円で横浜DeNAと契約を結びました。
バウアーは2020年サイ・ヤング賞を獲得、21年2月に3年10200万$でドジャースと契約しましたが、直後の2021年5月に女性に性的暴行の訴えを起こされ、7月に制限リストに入れられました。2022年の4月に324試合の出場停止を言い渡され、2024年の19試合目まで出れない処分でした。
実際には異議申し立てによって2022年12月22日に194試合への軽減が決定し、2023年開幕から出れるようになっていましたが、ドジャースからは2023年1月6日にDFAを言い渡され、ウェーバー公示、トレード期間を経るも、引き取り手も見当たらなかった状態。
訴え自体は証拠不十分で不起訴になりました。
しかしMLB側は独自に処分を下します。
報道によるとバウアーは一貫して謝るつもりはなかったようです。悪いことをしたと思っていないからでしょう。「首を絞めて」とか「叩いて」とか言われたから、しただけ。確かにそうなんだけど(そうなのか?)、普通は別の判断が働きますよね。叩いたらマズいとか、謝れって言われたら謝るとか。そういうことを彼はしません。
趣味のドローンで怪我をして試合中に流血、Twitterで素人相手に炎上、投手交代にカッとなりバックスリーンにボールを投げ込む、など彼の奇行は数知れず、枚挙にいとまがありません。
2021年6月の粘着物質問題でもスゴい機構側に楯突いていたし、権威とか偉いさんとかお構いなしに噛み付いていくタイプ。
もしかしたら女性がエキサイティングすると「私を叩いて!」とか言う人だったのかもしれない。でも言われたからって叩いちゃダメでしょう。。
バウアーってピュアなんかなと思う。
正直「バウアーを好き!」ってあまりいえないコンプライアンス全盛のこのご時世、「気になる人」「ほっとけない人」と留めておきましょう。
今回キャリアがこれで終わってしまうかも知れないという危機的状況でしたが、DeNAに、そしてバウアー本人にどんな化学反応が起こるか楽しみです。