藤浪晋太郎は来季メジャー契約できるのか

今季よりMLBに移籍し、様々な話題を振りまいた藤浪晋太郎投手、代理人に敏腕スコット・ボラスを据える彼の来季契約はどうなるのでしょうか。

先発としてアスレチックスと1年契約を結んだ藤浪投手ですが、オープニング第2戦目の初先発、2回1/3を自責点8という大炎上を喫してしまいます。その後も3試合を先発として投げますが、6回まで投げ切ったのは1回だけ、4試合平均で4回を満たない投球回数となり、自責点は24点、防御率は14.4という結果になってしまいました。

では短いイニングで、ということで1~2イニングの起用をされていきますが、なかなか結果が出ない日々が続きます。それでも起用され続けたのはアスレチックスが歴史的に見ても勝てないシーズンになってしまっていること、そしておそらくは代理人ボラスがなんらかの有利な条件(マイナー降格を拒否できるなど)を契約に盛り込んでいたのではないでしょうか。

苦しい投球が続くも防御率は徐々に良化し、0点で抑える試合も増えてきました。また4シームの球速も上がっていきます。反比例するかのようにアスレチックスの借金は増えていきます。

藤浪投手の球速(4シーム、移籍前まで)

藤浪投手は6/28から6試合連続で無失点に抑え、評価の風向きも変わってきます。しかしこの段階でチームの借金は40に達し、ア・リーグ西地区4位マリナーズとゲーム差18.5ゲーム差とぶっちぎりで最下位を独走していました。

結局7/19にオリオールズにトレードされるまでの直近9試合中、失点を許したのは1試合のみ、オリオールズがレイズと熾烈な首位争いを繰り広げる7/21に初登板します。移籍後は起用法も功を奏し、崩れにくくなったもの、失点する際は2-3点を与えてしまうため、その点が懸念を残すところです。

今後のプレーオフで果たして藤浪投手の起用はあるのでしょうか。短期決戦では使いづらい選手であることは間違いありません。もし起用されれば100%の確率で短いイニングを抑える必要があります。試合を壊すような失点をしてしまえば、二度とプレーオフでの起用はなくなるでしょうが、セットアッパーとしての実績はレギュラーシーズンである程度見せることができたと思います。

このままセットアッパーとしての実績を積み、ストッパーとして価値を高めていくのか、先発もできる中継ぎとして先発起用を訴えていくのか、プレーオフでの起用有無とともに、来季の契約を取れるのかどうか注目です。

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